公務員とは
公務員とは、日本社会のためにルールを作ったり、個人や企業が活躍できる環境を整え社会を活性化させることです。
公務員の仕事といっても多種多様な職種があり、部局が変われば業務も全く異なるほど多岐に渡っています。
通常3年から5年に一度、部署を異動し省庁内の様々な業務を経験するので、自分に合った仕事を見つけやすいと言われています。
公務員は大きく国家公務員と地方公務員に分けられます。簡潔に言うと国家公務員は国の機関で働き、国を動かす仕事に携われるスケールの大きな仕事が魅力です。
いっぽう地方公務員は地方自治体で働き地域密着型の幅広い仕事ができるのが魅力な職種です。
女性にとって魅力なのは、近年、国は男女共同参画社会を実現するために女性国家公務員の採用・登用を拡大しています。さらに、女性職員の重要ポストへの登用率も増加傾向にあり、とても魅力な雇用環境になっています。
安定した収入と雇用形態
公務員の給料は、民間企業との調整を受け減額されたりしていますが、景気動向の影響を受け難く収入は安定しており、まだまだ高い平均年収を維持しています。
平均年収【H21年度】 | |
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民間企業 | 406万円 |
国家公務員 | 646万円 |
地方公務員 | 699万円 |
上記より、民間企業の平均年収より国家公務員は240万円、地方公務員に至っては293万円も高い水準となっています。
さらに、公務員はリストラが無く定年するまで給料のベースアップが継続されるのが特長です。
近年は、景気変動が激しく先が見え辛い世の中ですが、公務員であれば安定した高い給与で将来設計もしやすいのが魅力です。
家庭との両立がしやすい職場環境
最近は家庭と仕事のバランスを重要視する人が増えていますが、そんな人には公務員なら民間企業に比べて積極的に家庭との調和を推進しているのでピッタリです。
出産に伴う育児休暇、介護休暇などの福利厚生も充実しており民間企業に比べて取得率も高いので女性にとっては魅力的です。
女性の場合は95.3%の人が育児休暇を取得して96.3%の人が職場復帰を果たしているので、公務員なら子どもができても仕事を継続することも可能ですね。
主な休暇制度 | |
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産前産後休暇 | 産前6週間、産後8週間 |
育児休業 | 3歳未満のお子さんを養育する場合(職種・性別関係なく取得可) ※小学校就学前 |
育児短時間勤務 | 勤務時間を1日4時間又は1日5時間に短縮 ※小学校就学前 |
子の看護のための休暇 | 子どもが風邪を引いた時(年5日) |
介護休暇 | 配偶者・父母(配偶者の父母)・子の介護(最長6ヶ月) |